うつ病とEDの関係

うつ病とは、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下・食欲低下・不眠などの症状が現れる精神疾患です。うつ患者は国内に100万人います。
うつ病の原因は、もともとの性格、考え方の傾向、体質、脳内物質の変化、ストレスなどがあります。
ED(erectile dysfunction)とは、勃起不全のことで、性交渉をするための十分な勃起が得られない場合や、勃起を維持できないために性交渉が出来ない状態を指します。EDの患者は日本国内だけでも約500万人います。
EDの原因に加齢や糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病があります。
また心理的ストレスもEDの原因になります。
うつ病とEDはストレスと関係していて、この2つの関連性は1970年代後半には指摘されていました。ED患者は非ED患者と比べ、2,6倍のうつ有病率です。
勃起は、性的な興奮が脳から陰茎に伝えられることで起こりますが、うつ病等で性的興奮が得られないと、脳は刺激を受けず勃起になりません。
従来までは、抗鬱剤薬と勃起薬の両方の服用は困難とされていましたが、現在ではPDE5(勃起薬)阻害薬が認可されてからは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など抗鬱薬を服用していてもED剤の効果に悪影響がないことがわかり、うつ病・ED双方を同時に治療できるようになりました。